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専門学校の教育分野(8分野)と教育系統(62系統)の補足情報-修学支援新制度を取り上げています。 |
修学支援新制度とは?
修学支援新制度は劇的な制度変更
「学びたい」を支えるための新しい仕組み
2020年度から本格実施された「高等教育の修学支援新制度(高等教育無償化)」は、進学を希望する高校生や若者が、経済的な理由で学びをあきらめなくて済むようにするための新しい制度です。国が授業料の減免と給付型奨学金の支給をセットで行うもので、大学・短期大学・高等専門学校・専門学校などが対象となります。学びたいという意欲があり、一定の学力・成績基準を満たしていること、そして家庭の収入が一定の基準以下であることが条件です。
2020年度からスタート。対象は「意欲ある学生」
この制度は2020年度より開始され、現在では全国の多くの教育機関で活用されています。対象となるのは、進学を希望する高校生やすでに在学中の学生などで、主に次の条件を満たすことが求められます。
・世帯収入が一定基準以下 (住民税非課税世帯、またはそれに準ずる世帯) |
・進学・学習に対する意欲がある |
・高等教育機関に進学・在籍する学生 (大学、短大、専門学校など) |
どんな支援がある?
授業料の減免+給付型奨学金=実質的な学費支援
制度の中身は、主に次の2つの支援がセットになっています。これらは本人の進学意欲を応援し、家庭の経済状況に左右されず学べる環境をつくるためのものです。制度を活用すれば、学費・生活費の不安を大幅に軽減できる可能性があります。
・授業料・入学金の減免 国が授業料や入学金の一部、または全額を負担する仕組み。学校側が減免措置を行い、その分の費用を国が補填します。 |
・給付型奨学金(返済不要) 進学後の生活費などに充てられる給付型の奨学金が支給されます。日本学生支援機構(JASSO)を通じて提供され、返済の必要がないのが大きな特徴です。 |
専門学校進学と制度活用のすすめ
「学費がネック」は、もう昔の話にできる
専門学校への進学を検討している高校生にとって、この修学支援新制度は大きな味方です。
専門学校は、職業に直結した実践的な教育を短期間で学べる進路として注目されていますが、一方で「学費が高いのでは?」と不安を感じる人も少なくありません。
この制度を利用すれば、専門学校の2年間で必要な学費のかなりの部分を公的支援でカバーできる可能性があります。また、近年は修業年限が3年や4年の専門学校も増加しており、大学と同様に学びを深められる環境が整ってきています。制度の後押しにより、短大・大学・専門学校といった進路の選択肢を「費用面」で比較する必要が薄れてきたともいえるでしょう。
制度を活用するには?
事前準備と情報収集がカギ
修学支援新制度の対象となるには、進学前に日本学生支援機構(JASSO)への申請が必要です。申請には学校や進学先の情報、収入証明などが求められます。また、高校在学中に進路指導や奨学金担当の先生に相談することもおすすめです。多くの専門学校では、学校説明会(オープンキャンパス)などで修学支援新制度の説明を行っています。関心がある人は、ぜひ進学先の学校に直接確認してみましょう。
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