専門学校と留学生

10人に1人以上が「クラスメイトは外国人」の時代?専門学校の今。
オープンキャンパスや説明会に行って、「あれ、意外と外国人の参加者が多いな」と感じたことはありませんか?その直感、実は数字が証明しています。
JASSO(日本学生支援機構)の調査によると、専門学校で学ぶ留学生は約7.6万人(2024 年 5 月 1 日現在)。全体の生徒数と照らし合わせると、実に「約13%」が留学生という計算になります。
今、専門学校のキャンパスで何が起きているのか。なぜ学校は留学生を積極的に迎え入れているのか。その舞台裏を少し覗いてみましょう。実は、首都圏の専門学校に入学する留学生の約7割は、すでに日本国内の日本語学校で学んでいる学生たちです。彼らにとって、日本の専門学校は「次のステップ」として非常に身近で、かつ魅力的な選択肢になっています。
(出典:JASSO「外国人留学生在籍状況調査」)
| 在学段階 | 令和6年度留学生数 | ||
|---|---|---|---|
| 留学生数(人) | 対前年比増減 | 増減率(%) | |
| 大学院 | 58,215 | 2,676 | 4.8 |
| 大学(学部) | 87,421 | 7,059 | 8.8 |
| 短大 | 3,265 | 1,310 | 67.0 |
| 高等専門学校 | 506 | 5 | 1.0 |
| 専門学校 | 76,402 | 30,077 | 64.9 |
| 準備教育課程 | 3,658 | ▲215 | ▲5.6 |
| 日本語教育機関 | 107,241 | 16,522 | 18.2 |
(出典:JASSO「外国人留学生在籍状況調査」を基に作成)
国・地域別の留学生数 — トップ5
JASSO が公表した 2024 年 5 月 1 日 時点の留学生統計(すべての高等教育機関の合計)によると、上位 5 か国は次のとおりです。
専門学校単独の国別データは公開されていませんが、専門学校の留学生も ほぼ同じ順位・顔ぶれで構成されています(東京都専修学校協会調査でも中国・ネパール・ベトナムが上位を占有)。
| 順位 | 国・地域名 | 留学生数(人) |
|---|---|---|
| 1位 | 中国 | 115,493 |
| 2位 | ネパール | 43,332 |
| 3位 | ベトナム | 36,131 |
| 4位 | 韓国 | 14,946 |
| 5位 | ミャンマー | 9,387 |
(2024年5月1日時点:JASSO「外国人留学生在籍状況調査」全高等教育機関合計)
専門学校生徒数と留学生の割合
| 指標 | 出典 | 人数 | 構成比 |
|---|---|---|---|
| 外国人留学生 (専修学校専門課程) |
A | 76,402 人 | — |
| 専門学校生徒総数 | B | 558,255 人 | 100 % |
| 留学生が占める割合 | AB比較 | 13.7 % | 約7.3人に1人 |
出典 A:JASSO「外国人留学生在籍状況調査」(2024年5月1日現在)
出典 B:文部科学省「学校基本調査」(令和7年度速報)
多様な学びのカタチと、卒業後の未来
キャンパスの風景:
クラスメイトになる?別々に学ぶ?
- 「留学生専用学科」で学ぶ:
日本語や日本文化をじっくり学びながら技術を習得するスタイルです。説明会で見かけた大人数のグループは、この学科の仲間かもしれません。 - 日本人と一緒に」学ぶ:
通常のクラスで日本人と机を並べるスタイルです。ここでは、日常的に「国内留学」をしているような国際交流が自然と生まれます。 - どちらのスタイルでも、学校側はみんながスムーズに学べる環境を整えています。
日本の「技術」は世界ブランド
「なぜ日本の専門学校に?」その答えは、日本の技術力の高さにあります。
- あこがれのフィールド:
IT、自動車整備、アニメ、調理……。これらは世界中から「日本で学びたい!」と注目されている分野です。 - 志の高い仲間たち:
留学生の多くは、ビジネスレベルの日本語能力を示す「JLPT N2」という難関資格を目指したり、すでに取得したりして入学してきます。単に言葉を学びにきているのではなく、「日本語で技術を学ぶ」という高いハードルを越えようとしている仲間なのです。 - 同じ目標を持つ「志の高い仲間」として、お互いに刺激し合えるのが今の専門学校の面白いところです。
大学で学ぶ留学生も過去最高。専門学校とは違う「学びの広がり」
ここまで専門学校のリアルを見てきましたが、実は大学(学部)で学ぶ留学生も約8.7万人と過去最高を記録しています。
専門学校が「特定の技術」を磨く場であるのに対し、大学はより広い「学問」を探求する場。現在、日本の高等教育全体では約9万人もの留学生が大学で学んでおり、キャンパスの国際化はあらゆる場所で進んでいます。
専門学校か、大学か。どちらを選ぶにしても「隣に世界中の仲間がいる」という環境は、これからの時代のスタンダードになっていくはずです。
令和7年4月30日、文部科学省は「日本人学生の海外留学状況」及び「外国人留学生の在籍状況」を公表。その中で、現在の状況について次のように言及しています。
「世界的にも外国人留学生数が増加している中で、日本においても、多様な国・地域からの外国人留学生を受け入れており、留学生総数は過去最多」
専門学校と留学生:
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