理学療法士の資格と学校

理学療法士の資格と学校

基本情報理学療法士

  • 資格名
    理学療法士(りがくりょうほうし)
    資格区分
    国家資格
  • 資格所轄官庁
    厚生労働省
    資格関連リンク
    理学療法士国家試験の施行-厚生労働省
    資格と仕事:区分
    業務独占資格(業務独占資格」とは、特定の業務をその資格を持つ人だけが行える制度です)

資格概要理学療法士

理学療法士国家試験の実施時期(目安)

  • 試験回数(年)
    1回
    試験実施月
    毎年 2月
  • 合格発表日
    毎年 3月下旬

第60回 理学療法士 国家試験の合格発表

出願者数受験者数合格者数合格率
13,305人12,691人11,373人89.6%
▼うち新卒
12,131人11,583人11,027人95.2%

資格取得までの流れ

  1. 理学療法士養成課程のある学校(専門学校または大学)に入学
  2. 所定の単位を修得し、臨床実習を含むカリキュラムを修了
  3. 卒業後、年1回実施される理学療法士国家試験を受験
  4. 合格すると、厚生労働大臣より免許証が交付される

資格と学校

資格:理学療法士取得を目指せる学校


関連外部情報リンク


理学療法の歴史と日本における関連職の変遷

古代から令和のいま

時代呼称・制度/主な特徴
古代・奈良時代~
平安時代
鍼灸・按鍼(あんしん)師、呪禁師(じゅごんし)など
東洋医学による身体調整が主。天皇のための医療(典薬寮)に携わる技術者も
江戸時代あんま・柔術・整骨
庶民の医療として「按摩(あんま)」や「柔術」などが盛ん。武家や町民の身体ケア、療養が目的。
明治~
昭和初期
按摩マッサージ指圧師(法律制定)
西洋医学の導入で医療制度が変化。明治時代に「按摩術」などの国家資格化。
戦後
(昭和40年代~)
理学療法士(PT)制度創設
1965年に「理学療法士及び作業療法士法」が施行。医療の一環としてリハビリテーションが制度化。
現代(令和)理学療法士(国家資格)
高齢社会に対応。医療・介護・福祉・在宅分野など多岐に展開。スポーツや企業分野への拡張も。
理学療法士のルーツをたどると、江戸時代のあんま師や柔術家、さらに古代の鍼灸・按鍼医に通じます。近代では1965年に法制度が整い、現在は医療・福祉・スポーツなど幅広い分野で活躍。身体機能の回復支援という本質は、時代を超えて受け継がれています。

理学療法士と関連する国家資格

リハビリテーション・身体機能の回復支援に関係

資格名概要(簡潔な説明)
理学療法士
(PT)
運動療法や物理療法を用いて、けがや病気の後の身体機能回復を支援する専門職。
作業療法士
(OT)
身体や精神に障がいのある人の「生活機能の回復」や「社会参加」を目的とするリハビリ専門職。
あん摩マッサージ指圧師東洋医学の技術に基づき、手技で身体をほぐし血流改善・疲労回復を促す国家資格者。
はり師鍼(はり)による施術で、自然治癒力を高める東洋医学の国家資格。
きゅう師灸(もぐさを燃やす)を使い、体調を整える東洋医学の専門職。
柔道整復師打撲・捻挫・骨折などの外傷に対し、整復や固定などの手技で治療を行う国家資格者。

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