臨床工学技士の資格と学校 – plus

臨床工学技士の資格制度、臨床工学技士になるための学校情報、関連情報(職業情報)などをまとめています

基本情報臨床工学技士

資格名臨床工学技士
よみりんしょうこうがくぎし
資格区分国家資格
所管官庁厚生労働省
関連リンク臨床工学技士国家試験の施行
関連制度・特徴臨床工学技士国家試験の合格率は例年80%前後で推移しており、指定の養成課程を修了した後に受験が可能です。
医療機器の専門職として、病院やクリニックにおける復職・再就職の選択肢も広く、男女問わず安定した需要があります。
医療の高度化と高齢化の進展により、人工呼吸器や透析装置などの管理を担う臨床工学技士の役割は今後さらに重要性を増しています。
資格と仕事業務独占資格
「業務独占資格」とは、特定の業務を有資格者のみが行える制度です。臨床工学技士はこの制度のもと、医師の指示により、生命維持管理装置(人工呼吸器・透析装置・心肺補助装置など)の操作や保守点検を行うことが法的に定められています。
仕事概要臨床工学技士は、医師の指示のもと、人工呼吸器や人工心肺装置、血液透析装置などの生命維持管理装置の操作・保守・点検を行う専門職です。主な勤務先は病院の手術室・集中治療室・透析室などで、医療チームの一員として高度な医療機器の運用を支えます。医療技術の進化とともに、ME機器(医療機器)への理解が求められる場面は増えており、特に救急医療や在宅医療の現場でもその専門性が重宝されています。医療機器と人をつなぐ橋渡し役として、機器の正確な操作と安全管理、チーム医療における協調性が求められます。

臨床工学技士 国家試験の実施時期(目安)

試験回数(年)1回
試験実施月日毎年 3月上旬
合格発表日毎年 3月下旬

📝 具体的な過去日程

回数年度(実施年)試験日合格発表
第37回令和7年(2025)3月3日(日)3月26日(火)

第37回 臨床工学技士 国家試験の合格発表

出願者数受験者数合格者数合格率
2,630人2,068人78.6%

資格取得までの流れ

  1. 臨床工学技士養成課程のある学校(専門学校、短期大学、大学)に入学
  2. 医学・工学の基礎知識や医療機器に関する専門的な技術を学び、所定の単位と実習課程を修了
  3. 卒業見込みまたは卒業後に、年1回実施される臨床工学技士国家試験を受験
  4. 合格すると、厚生労働大臣より「臨床工学技士」の免許が交付される

資格:臨床工学技士 取得を目指せる学校

臨床工学技士を目指すには、厚生労働省が指定する「臨床工学技士養成所」に進学し、所定の課程を修了する必要があります。養成機関には「専門学校」「大学」がありますが、学校ごとにカリキュラムの特色があり、実践的な教育や最新医療機器に触れる機会も異なります。

学校種検索結果(学校一覧)検索区分
専門学校臨床工学系学校一覧系統
大学臨床工学科のある大学一覧学科
大学リハビリ・放射線・臨床検査等の大学一覧系統

臨床工学技士の仕事:

job tag – 厚生労働省

臨床工学技士どんな仕事

医師の指示のもと、人工呼吸器・人工透析装置・人工心肺などの生命維持管理装置の操作を行うほか、多種にわたる医療機器の保守点検・管理を行う技術者である。

▼職業プロフイールサマリー

項目データ
就業者数163,750
労働時間157時間
賃金(年収)430.2万円(39.9歳)
求人賃金(月額)最新情報はjob tagへ
有効求人倍率最新情報はjob tagへ

🔗 掲載した就業者数・年収などの職業データは、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に基づいています。詳細・最新情報は下記リンクをご覧ください。

日本臨床工学技士会

臨床工学技士とはどんな仕事

病院の中には医師や看護師の他に、レントゲン・CT・MRIなどを扱う診療放射線技師、血液や細菌検査・心電図や脳波などの検査を行う臨床検査技師、リハビリテーションを行う理学療法士が働いています。


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